曼珠沙華

あかいはなさいた

八重桜散りゆきて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある春の日、通りすがりの街で

ある通りすがりの街で家並みの向こうに顔をのぞかせていた桜並木

それは目の前にすると桜色の滝を線路の上に織りなしていた。

不意に列車が通りかかる。降るように枝いっぱいの桜を愛でる旅人で列車はいっぱいだ。

まだ肌寒い風を受けて菜の花が揺れ、列車が遠ざかっていく。

すると人々も満足したように去っていく。ある春の日。

寒咲大島桜

トサミズキ

 

 

 

早春桜（マメザクラ）

白梅

紅冬至

雪の結晶